「認知症でも、わたしは生きています」 (前)調布市議  八木あきこ
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2006 年 7 月 4 日     カテゴリ:調査活動/視察
「認知症でも、わたしは生きています」
〜予定7/3〜〜
 
7月1日午後、NPO法人たすけあいワーカーズはこべの公開講座「私は心もからだも生きています」に参加。
超高齢社会を迎えて、だれでも認知症になる可能性がある現在、認知症の人に外の世界がどのように見えているのかを理解し、また、認知症高齢者を介護する家族の悩みを語り合う場にもなった講座でした。
◆認知症の人が見ている世界は… 
 始めに、ビデオで認知症の人にとって外界がどう見えているのか体験しました。認知症の人が、デイサービス施設で体験することを、@介護者の視点 A認知症の利用者の目線 という二つの見方で同じ場面を再現しています。
 介護者の視点から見ると、親切に明るくあいさつしているつもりでも、デイサービス施設をどこか知らないところと思っている利用者には、せわしなく大声で迫って来るように感じられるということがわかります。
 入浴の場面でも、広くて生暖かく騒々しい場所で、無理やり服を脱がされているように感じる、お手玉を縫うメニューも、若い日に軍需工場で働いていたときの記憶に重なってしまうなど、認知症の高齢者が見ている世界は、介護する人の予想とは大きく違うようです。
◆認知症の人と家族を支える「場」を 
ビデオの後、今度は「認知症高齢者役」の人を相手に、ホームヘルパーがケアをする実地研修が行われました。高齢者役の人は、ホームヘルパーで自分のケアの経験から、役作りをしている俳優?さんです。実際にケアを行っているはこべのメンバーだけに、適切な対処だったようですが、認知症の場合は話を切り替えてしまうのがポイントとか。高齢者役の人からはそのケアに対してどう感じたか聞くことができました。高齢者からすると、近づきすぎだったり、声掛けがうっとおしかったりもするようです。
 俳優さんの一人は、認知症を発症した配偶者を看取った方で、「症状に合わせて介護のし方を変えたり、夜中もずっと付き合ったり大変だったが、愛情をたっぷり注ぐことができて満足している。家族の大変な思いを共有できる場があると、介護がずっと楽になる。また、親戚や兄弟だけでなく、隣近所の人が夫のことを知っていて見ていてくれたり、時に自宅に呼んでくれたりしたのは本当にうれしかった」とおっしゃっていました。
◆今後に向けて 
会場からも自分の体験を語る声がたくさんあり、認知症高齢者を支える家族がほっとできる「場所」があること、介護者の周辺の人の見守りや手助けが必要とされていることを実感しました。

 




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